田中内科クリニック
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中性脂肪(TG)


中性脂肪も結構気にしている方も多いでしょう。
中性脂肪って何でしょう?
みなさんが食べた脂肪分は小腸で吸収されます。それがほとんど最初は中性脂肪の形で存在します。
それが各組織に供給され、肝臓にとりこまれます。そして、必要に応じて肝臓から産出され、また組織に運ばれます。その多くはエネルギー源として、また、非常時の蓄えとして使われます。
では、中性脂肪が多いと何がいけないのでしょうか?
当然皮下脂肪の原因であり、内臓脂肪のもとになりますので、余分な中性脂肪は肥満の原因となります。
また、悪玉コレステロールの増加にもつながり、その結果動脈硬化を促進させることになります。
ですから、中性脂肪も高いひとは注意が必要です。
ただし中性脂肪は食べたものによってかなり左右されます。
その影響をなくすには、12〜16時間の絶食のあとに採血する必要があります。
もし、健康診断にて中性脂肪が高かったひとは、絶食した後に再検してみてください。
それでも高い人は、やはり食事と運動に気をつけましょう。
動物性脂肪はもちろんですが、カロリー摂取過多でも中性脂肪はあがります。
自分の必要なカロリーを考え、適切な食事を摂ってください。