田中内科クリニック
本文へジャンプ


検尿


検尿では尿糖、尿蛋白を調べます。検診によっては尿潜血まで調べます。
尿糖は糖尿病の有無を見るためです。詳細は健康アドバイスの糖尿病の項目を
ご参考にされて下さい。
皆さんの尿はどこで作られているかご存知ですか?
それは腎臓という臓器です。腎臓では血液をろ過し尿を作っています。
作られた尿は尿管という管を通って膀胱に溜まります。
そして尿道を通って排出されます。この過程で異常があると
尿蛋白や尿潜血が陽性にでます。
尿蛋白は主に腎臓の異常の指標になります。本来尿にでない血液中の蛋白が
腎臓の異常で尿中に排泄されるようになります。尿蛋白が陽性の方は精査が必要です。
ただ、少量の尿蛋白は風邪をひいたり、疲れがたまったり、あるいは立ち上がったりする
だけでもでることがあります。体調のよい時に再検してみてください。
また、腎臓以外でも膀胱や尿道の炎症でもでることがあります。排尿時の違和感など
ある方は精査して下さい。
尿潜血がある方は、原則的には精査が必要です。
とくに以前なかったのに急に陽性にでるようになった方は必ず精査して下さい。
膀胱癌などないか調べる必要があります。
また、排尿時の違和感や痛みや残尿感などがある方は膀胱炎をおこしている可能性が
あります。適切な治療をして下さい。
少量の尿潜血は正常でもでる方がおられますが、精査したことがなければ
きちんと精査する必要があります。自分で判断せず、
かかりつけ医と相談されて下さい。