田中内科クリニック
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呼吸困難


呼吸困難がある場合、まず問題になるのが酸素が十分に身体にあるかどうかです。
意外と十分に酸素がある人でも呼吸困難を訴える方がおられます。
この場合は呼吸困難感と言った方が正しいのですが、原因はいろいろです。
ストレスからもきますし、部屋の空気の重さ(湿度や室温)だけでも感じます。
また、鼻炎などで鼻がつまっても感じるし、口の中が乾くだけでも感じます。
実際に問題になるのは身体の酸素が低下している真の呼吸困難です。
その違いはどうでるのでしょうか?
呼吸困難がある人は、おしゃべりはできますか?酸素が低下する人は、
お話をすると徐々に息苦しさがひどくなり会話ができなくなります。
また、歩き続けることはできますか?酸素が低下する人は
歩き続けると肩で息するようになり歩けなくなります。
このような方は必ず受診するようにして下さい。
皆さんは呼吸をすることで身体に酸素を取り入れます。
それを担うのが肺です。肺に病気があると酸素が取り入れにくくなり、
身体の酸素が低下し、呼吸困難を生じます。また心臓が原因で
肺の血の流れが悪くなり酸素が取り入れにくくなることもあります。
きちんと精査する必要があります。
またじっとしている時は呼吸困難がないのに、ちょっとした動作で
呼吸困難がでる場合もあります。このような呼吸困難を
労作性呼吸困難といいます。この場合も精査が必要です。
当院では安静時と労作時の身体の酸素を測定いたします。
呼吸困難がある方は、一度受診してみて下さい。