田中内科クリニック
本文へジャンプ


胸焼け


胸焼けの原因で一番多いのは胃酸の逆流です。
皆さんが食べたものは食道を通って胃にいくのですが、
胃の中は強力な胃酸が分泌しています。鉄も溶かす程の酸ですから、
それが食道に逆流すると食道がただれ、胸焼けがでるのです。
通常は食道と胃の境は締め付けられ閉じていますが、加齢でその締め付けが
ゆるくなったり、あるいはお腹の脂肪が増えて腹圧があがり胃酸が押し出されたりして
逆流がおこります。特に朝方、胸焼けがしたり、酸っぱいのが口の中にあがってきたり
する人は逆流が起こっていますので、受診してください。
ひどい逆流がずっとあると、食道がんの原因になったりいたしますので、
早めにかかりつけ医と相談してください。
逆流の予防は、食べてすぐに横にならない。お腹の脂肪を取る。一度にたくさん摂食しないことです。
胸焼け以外に逆流の症状として慢性の咳嗽や腹部膨満感などがあります。
これらの症状がある方も早めの受診をしてください。
逆流以外でも胸焼けがでることがあります。狭心症などの症状で胸焼けと感じる場合もあります。
かかりつけ医に相談されて下さい。