黒色便
みなさんの健康状態のよい指標となるのに、便があります。
みなさんは毎日の便を見てますか?
見てない方はぜひこの機会に見てみましょう。
今回は便の色、それも黒色便についてのお話です。
黒色便もしくはタール便ともいいますが、タールのように黒っぽいということです。
このような便がでる人は、上部消化管、特に胃や十二指腸に出血している可能性があります。
出血なのに、黒い?
胃や十二指腸から出血した血は、消化管を通ってくるあいだに変色してきます。
それは血の中に鉄分がはいっているからです。
それが便としてでてくるときには黒っぽくなっています。
ですから黒色便を見たら、やはり病院を受診しましょう。
炎症や潰瘍からの出血が大部分ですが、中には癌が隠されていることもあります。
毎日のチェックと早めの受診。これが大切です。
鉄剤や鉄の入ったサプリなどを摂っている人は、それだけでも便が黒くなることがありますので、
それらを止めてみてください。もちろんかかりつけ医と相談のもと。
あと年に一度は便の検査を受けることをおすすめいたします。
便に血液成分がでていないかをチャックするだけで、大腸癌の早期発見につながります。