血痰
痰に血が混ざっている状態です。赤い糸のように混ざる場合や、
塊として出る場合があります。また全体に赤っぽいこともあります。
血痰が出た場合は、まずは、鼻をすすってでたか、咳と一緒に出たかが問題になります。
鼻をすすって出た場合は多くは鼻血のことがほとんどです。
この場合は厳密に言えば血痰とはいいません。
咳とともに出た場合は、まずは口の中で出血していないか確認してみてください。
次にのどが痛いかどうかです。血痰の多くはのどの急性の炎症ででることが多いです。
ただ他に病気が隠されていることもありますので、やはり病院を受診してください。
最初は耳鼻科でも内科でも構いません。
血痰で一番の問題になるのは肺癌です。
ヘビースモーカーの方や、血痰が続く方は必ず受診して下さい。
血痰で受診した場合は、一般的には診察に加え痰の検査(痰に含まれる細胞や菌について調べます)を行い、
胸のレントゲンを撮ります。これで問題がある場合は更に精密検査をいたします。
気管支鏡といって、肺のカメラを使って出血の有無を調べます。
この検査になるとある程度の大きな病院にいく必要があります。
かかりつけ医とよく相談されてください。